実績詳細

私たちのこれまでの取り組み実績です

ホタテのパック

  • 1979年(昭和54年)日本は第2次オイルショックを迎えていました。
    原油を材料とする包材に大変な影響を与えていたといいます。

    これに伴い、青森県・岩手県など生産地の間でホタテのパックの価格競争が激化していました。資材の高騰を理由に、ホタテのパックが安ければ安い程良いとされ、そのため、通常のパックの厚みは0.4μだったのですが、材料費を安くする為に0.27μに薄くし、その結果、パックが壊れやすい傾向にありました。

    「包装とは安かろう悪かろうではない。商品を守ってこその包装である」と考えた弊社は、規格品型を利用し、こわれないパックの安全・安心の厚みはどのくらいの厚みなのかをしらべ、サンプル試験の結果、安い価格にするためにパックの厚みを薄くするのではなく、何度も実験を行うことで、冷凍のホタテのパックの厚みは0.35μ、生もののホタテのパックは0.33μと、逆に厚みを持たせ、破損しないパックにした結果、東京築地市場で日本パック株式会社のパック以外使用禁止になり、10年間続く事ができ、その後他社から同じ厚みで格安製品が出て来たため、生産を中止しました。

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